農家といっても、若い頃からユースホステルを使って世界中を旅した人で、その後、長野県の川上村で3年間レタス農家でバイトしたあとに、一念発起し、跡継ぎのいない農家から畑を借りて新規で農業をはじめた人が旦那さんです。お嫁さんは、都内にある日本最高峰のホテルマンだった人で、うちの宿の常連さんでした。この二人が結婚したわけです。
で、どうして私が農家や農業の研究をしているかというと、うちの御客さんに農家さんが多いんですよね。もちろん最初は分からなかったです。軽井沢に遊びに来る御客さんや、おもちゃ王国に家族で来る御客さんばかりだと思っていました。また、登山客だとも思っていました。実際、そのとおりなんですけれどね。宿帳の職業欄にも「会社員」とか「公務員」と書いてあるし。
しかし、よくよく話を聞いてみると農家さんが多いんですよね。「会社員」や「公務員」であっても農家さんであることが多いんです。だから食事にだす野菜のことをよく知っている。で、どうして嬬恋村なんかに遊びに来たかというと、もちろん目当ての一つが軽井沢のアウトレットだったり、おもちゃ王国だったり、登山だったりするわけですが、もう一つ別の目的があったりする。
そえです!
嬬恋村の農地の見学も、
目的の一つだったりする。
それを知ってから「うっかり下手なことは言えないなあ」と思ったわけです。なので機会があれば多くの農家さんの見学に行くことにしているのです。
これが畑です。
いい土です。
大根なんかは、2歳の息子でもスポッと抜ける。
力が全くいらない。
これは種苗育成につかうハウス。
畑には、自家用野菜が。で、白マルチ(白いビニール)なのが不思議で質問してみたら、土の温度を下げるために白マルチを使っているらしい。
ネギをみせてもらいました。
素晴らしいネギです。
で、感動のあまり写真にとったら、いただいてしまった。
その他に、ピーマンやら、白菜やら、大根までもらってしまいました。ピーマンなんか、香りがすごくて、部屋においといたら、部屋中にピーマンの甘い香りがたちこめましたね。すごいですよ。キャベツも自家用の物を包丁できって、まんなかを生かじりしたんですけれど、甘い。
あんまり甘くて美味しいので、2歳半の息子が食べ始めました。
子育てしているお母さんなら分かると思いますが、こんな幼児が食べるわけですから、驚異的なおいしさなのが分かるかと思います。一般的に行って2歳児は、こういう青い野菜を嫌がりますから。
それにしても農業というのは奥が深い。
とれたてと、店頭にならぶ野菜に、これほどの差があるとは。
どうりで、遠くから高原野菜を食べに来る御客さんがいるはずですね。